紅玉屋日記 紅玉屋の今をお伝えします

お世話になっております、紅玉屋です。

ありがたいことに今年も欧州系ぶどうにまだかまだかの問い合わせをたくさんいただきまして、一部のお客様には大変お待たせしてしまいましたが今年も欧州系ぶどうの販売を開始することができました。

販売はこちらから、http://webshop.kougyokuya.jp/shopbrand/013/O/

葡萄棚倒壊

今年は年明け早々に集中的な降雪によりぶどうハウスが一部倒壊、復旧しようともシャインマスカットバブルでぶどう畑の新規開設が異常に多く資材不足と職人不足、まさに八方塞がりで半ば諦めの感がありました。ため息ばかりの毎日でしたがご近所さんの協力や農協の指導員さんのお力添えもあり、なんとかかんとかどうにかこうにか復旧することができました。ここ二年ほどぶどうの生育が異常に早い年が続いていたのですが幸いにも今年の生育は例年並みで奇跡的にほぼ全てのぶどうが例年通りの栽培を行うことができております。ベニバラード

ナガノパープル

天山

シャインマスカット

どの品種も目立った問題も無く、生育は順調です。ベニバラードは今でも食べられるぐらいに美味しくなってきておりますのでそろそろ鳥やハクビシンなどの被害が心配ですね。あとは最近増えてきたのは盗難です。文字通りぶどうが盗まれます。昔は無かった被害ですので日本人の心根が変わってきたのか日本が変わってきたのか、いずれにしろ悲しいことです。

ぶどうが始まると早い時期のりんごもそろそろ騒がしくなりつつあります。早い時期の品種といえばつがる、最近では夏あかりなんていうのもあるようです。紅玉屋の早い品種といえばもちろんコックスオレンジピピン!

コックスオレンジピピン

オレンジピピンなどと言いましてもオレンジになるのは英国での話。英国から見たら日本なんてところは最果ての南国に等しい気候なのでオレンジ色にはなりません。木にならせておけばオレンジ色にはなるのですが、その頃には果肉はグシャグシャ。りんごは緯度が上がるほど果肉が硬くなる傾向にあります。長野より北海道、さらにはイギリス。その分、日照時間が短くなってくるので完熟させることが難しくなるというのがりんご業界共通の認識です。長野県ではコックスオレンジピピンがオレンジ色になる前に完熟してしまうのでほぼ青りんごのイメージだと思っていただいた方がいいかもしれません。食べてみるとコックスらしい爽快な酸味が印象的。

他の品種も順調に、

紅玉

グラニースミス

ふじ

順に紅玉、グラニースミス、ふじ、この辺りは収穫はもう少し先になりますが今年も美味しくできそうです。果実に目が行きがちですが着目して欲しいところはむしろ葉っぱ!葉!これほど緑が色濃く、肉厚な葉っぱを維持していくのはすごいことなんですよ!葉が肉厚で色が濃いということは光合成が盛んに行われるということなので、結果として美味しいりんごが収穫できます。そうです、楽しみです。

りんごの方は時期になりましたら追ってご案内いたします。今年も紅玉屋をどうぞごひいきに!

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